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シンガポールでの料理教室 その2 [料理教室の様子]

Nihonjinkai CL 2013Sep28 (1).JPG

9月から10月にかけて、シンガポールで行った 料理教室の様子です。

今回は、 "Green Circle Eco Farm" の他に、日本人会でも 行ってきました。

(この時のレッスンの様子は こちらです。)

日本人会には、ローカルのメンバーもいらっしゃるので、ひとつのクラスは、ローカルの方用に、もうひとつのクラスは、日本人用にとの リクエストがあったので、日本人会用には、2種類のプランを作っての訪問です。  

ところが、蓋を開けると、ローカルの方用のクラス、1人以外は、全員日本人、そのお1人も 日本語が流暢なことがわかり、結局 日本語でのレッスンとなりました。

(上の写真は、そのクラスの写真です。 )

シンガポールの日本人会では、各国のお料理教室を開催しているのですが、どういうわけか、日本料理のクラスがありません。 そんな事情もあり、和食を紹介したマクロビオティッククラスに興味をもたれた日本人が多かったのかもしれません。

マクロビオティックは 初めてという方が 多かったのですが、皆さん、食の質には 関心が高い方ばかりでした。

私自身、マクロビオティックに出会ったのは、シンガポールでした。

アメリカの "Kushi Institute" で、マクロビオティックを学んできた シンガポール人の方たちが 私を マクロビオティックの世界へと 誘ってくれたのです。

マクロビオティックのことを最初に知った時、その理論は、私の中に ストーンと居心地よく おさまりました。 

そして、マクロビオティックに どんどん惹かれていったのです。

でも、惹かれると同時に、学べば学ぶほど、疑問もたくさん 生まれてきました。

ですから、マクロビオティックの本場の日本に帰って来た時は、「これまでの疑問が溶けるだろう!」という期待を 持って、料理教室に通い始めました。

ところが、どっこい、実際は、疑問は大きくなるばかりでした。

正直に言ってしまえば、「なんて 保守的で 閉鎖的な世界なんだろう。」 これが、最初のレッスンでの感想でした。

そして、こんな所で、私、マクロビオティックの勉強なんか続けていけないと 思ってしまったのです。

でも、マクロビオティックは、それでも 私には とても魅力のあるものでしたから、がんばって続けよう!と 決心して 師範科を修了するまで、通い続けました。

学校はそんなでしたが、 日本では、マクロビオティックな食生活を実践するのは、楽!でしたよ。  

そして 季節の野菜を見たり、料理したりするのは とても楽しいものでした。

四季があって、その季節季節の産物があって、そして、そんな産物を 実際に畑で成長するのを見ることができて、陽性な食べ物、陰性な食べ物を 手にとって、肌で感じて わかることができます。

春になれば 陰性な竹の子や山菜がスクスクと伸びだし、夏に入れば、シンガポールではあんなに貴重だった 大好きな梅が いくらでも手に入り、梅ジュースや梅干しが作れます。

真夏には 陰性ではあるけれど、シンガポールのに比べたら陽性な きゅうりやナスも 味が濃くて おいしいし、 大好物の枝豆やとうもろこしも、自分で育てて、自分で収穫して食べられます。

秋には、晩夏に取れたかぼちゃが甘くておいしいし、あんなに各国からの食材が豊富なシンガポールではその当時、手に入らなかった 栗も たくさん食べられます。

陰性で、寒い冬には 根野菜が陽性なんだということが 実感できました。

マクロビオティックでは欠かせないお味噌も 手作りできます。

パン作りが好きな私は、最初の1年は、ありとあらゆる果物を 発酵させて酵母を作り、パン作りを楽しむこともできました。

そして、シンガポールにいる間は、止めることのできなかった乳製品や卵も 思ったより簡単にやめることができたのです。

それは、やっぱり、季節ごとの 新鮮でおいしい食材が豊富で、簡単に手に入るから できたことなんだと思います。 乳製品を食べなくとも、季節ごとに変わる食材が 食いしん坊な欲望を 充分満足させてくれたんですね。

それに比べると、マクロビオティックな食事をシンガポールで実践するのは、容易ではありません。

普通のスーパーに行けば、南半球から 北半球から、あらゆる国からの食材が、並んでいるので、食材は、一見、日本よりも豊富に見えます。

でも、シンガポールは、ほとんどの食料を輸入に頼っていて、季節もないに等しいので、年がら年中、同じ食材を食べることになります。 

また いろいろな国の人々が住んで、常に変化している社会ですから、そういう中で暮らしながら、マクロビオティックな食生活を実践するのは、日本でするのとは比べられないくらい、強い意志が必要になります。 

「 現在、シンガポールで生活している日本人にとって、どんな食事がいいのか。」

“身土不二” に従って、熱帯の国の人たちが食するものを 常食とするのがいいのか、 

日本で生まれ育ち、長い間、日本の食事をしてきたのだから、日本食を続けるのがいいのか、

この辺が、疑問の第一歩になります。  

自分の中では、それなりに整理は ついています。

でも、いまだに、回答として すっきりとした言葉では表現できそうにありません。

これは、生活しながら、自分で判断していくのが 一番いいような気がします。

さて、以下は、もうひとつのクラスの料理教室の様子です。  

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英語でお菓子作り 堂平  [料理教室の様子]

Ai Dodaira Camp (41).JPG

ちょっと季節外れの写真ですが、こちらは、8月下旬、ときがわ町の堂平から見た景色です。

ときがわ町は、山間の町で、美しい景観があちこちにある とても魅力的な町です。

夏休みが終わる前の数日、この堂平で小さな子供たちといっしょに、 キャンプをしてきました。

ここには、モンゴル式テントがあり、夜、寝っころがったままで、天井の窓から きれいなお星様が見られるということで、以前から 一度、ここでキャンプしてみたいなあと思っていたんです。

そんな堂平でのキャンプに声をかけていただいて、喜びいさんで 出張レッスンしてきました。

子供たちには おやつ用に 「英語でお菓子作り」を、お母さんたちには、晩ご飯用に マクロビオティック風シンガポール料理を お教えして、夜は こどもたちといっしょに 憧れのモンゴル式テントで 寝てきました!

その時の様子です。

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シンガポールでの料理教室 [料理教室の様子]

Lecture 2.jpg

4月に、シンガポールで、料理教室をしてきました。

私がシンガポールに住み始めたのは 1983年で、その頃から、日本食は、大人気。

友人から、日本料理を教えて欲しいとの声がかかり、そのうち、いろいろな場所で教える機会が 増え、自宅で料理教室を開くようになったのです。 

久しぶりのシンガポールでの料理教室は、 オーガニック野菜を購入していた"Green Circle Eco Farm " で、行いました。 

new_GC frontage DSC_3257 resized.jpg

"Green Circle" は、Evelyn と Soo のご夫婦が、地球の環境保全を 実践するために始めた農場です。

世界各国の人が暮らす都市国家のシンガポール、 国土が小さいので、その食料のほとんどが輸入です。

一般のスーパーに行くと、食料品には、北半球、南半球の いろいろな国の名前が書かれています。

そんなお国柄ですから、農業をしている人は、数えるほどしかいません。  (何よりも、農業をするような 土地を探すのは、今では不可能だと思います。)

そんな中で、農業を それも 自然農法で、野菜を育てている Green Circle は、私にとっては 貴重な存在でした。

new_Green Circle Papaya.jpg

Green Circleの果物も もちろん 無農薬です。 とってもおいしいんです!

8年たった今でも、毎週、ウィットに富んだジョークや、心温まるストーリーを 書き溜めたニュースレターを 送ってくれるので、音信が 途切れることなく 続いています。

今回は、以前のお客様や、料理教室にいらしていた方たちには、お知らせしなかったので、人が集まるのかなあと ちょっと心配していたのですが、たくさんの人が集まり、賑やかな 料理教室になりました。  

メニューは、

玄米太巻き、

Green Circle のお野菜と、お豆、お豆腐、ナッツのサラダ、

ドレッシングは、柚子果汁とお味噌入りのものと、柚子コショーと梅酢入りのもの、2種類、 

梅干しと青シソのお吸い物、 

抹茶プリンです。

日本食が好きな シンガポール人を意識した ベジタリアンメニューです。

放射能汚染を気にしている人も いるようでしたので、日本からは、ムソーの柚子果汁と、生活クラブの 柚子コショーだけ、持参して あとは、現地で調達できるものを 使うことにしました。

シンガポール人は、のり巻きが大好きです。  

最初の頃は、日本食というよりも、海苔巻きの作り方を教えてと よく頼まれました。

まだ、若かった私は、のり巻きの経験も数えるくらいで、そんなに上手ではなかったのですが、たくさんの人たちに教えるうちに、どんどん上達していったんです。  (自分が上達するには、教えるのが 一番ですね。)

シンガポールでは お料理教室といったら、ほとんどが デモンストレーションスタイルです。

Cooking Demo.jpg 

お豆腐の照り焼きを作っているところです。

参加者もいっしょに作る というレッスンは あまりなくて あったとしても、全部のお料理を作るということはなく、一品、ちょっとだけ、いっしょに作ってみる程度です。

そんなお国柄ですが、のり巻きは、いっしょに巻きたがります。

皆さんがいっしょうけんめい、巻き巻きしているシーンの写真は、こちらをどうぞ!

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レッスン風景 [料理教室の様子]

Harima Hoshino Ozawa Maekawa (3).jpg

マクロビオティック料理教室の レッスン風景です。

この日のメニューは シンガポール料理です。

ルクルーゼのお鍋を使って、胚芽米で、ナシレマ (ココナッツミルクで炊いたご飯)を 炊き、付け合せは 大豆ミートで作る 鶏の唐揚げ風、 ごぼうで作る イカンビリ(小魚料理)、 ピーナッツフライ、ゆで卵に似せた料理、きゅうりとトマト、それに簡単サンバルチリ(チリソース)です。 

他に、エスニックドレッシングの野菜サラダ、タピオカパールを入れて作る 南国風汁粉も 加わります。

(ナシレマの完成写真は 6月の料理教室のお知らせ のページを見てくださいね。)

 写真のグループは、もう年季の入った主婦の方たちの集まりで、手際よく、調理や後片付けを進めてくださって、私も、余裕を持って 教えることができました!

レッスンは、まず、隣のリビングルームで、材料の説明をしたり、みんなでレシピを読んだりします。

実際、お料理ができるのは たいてい1時半を過ぎてしまうので、この時は、私が用意しておいたちょっとしたお菓子とお茶で くつろぎながら、聞いていただきます。 

料理は、実習形式です。 

メニューごとに役割は決めません。

実際、自分が手や目や鼻を使って作ることが大事ですし、役割分断してしまうと、自分がやった分しか覚えずに終わってしまいますから、どの作業も 皆さんにして係わっていただくようにしています。

お料理ができたら、みなさんで、お話しながら ゆっくり 作ったものをいただきます。

食事の後は いっしょにお片づけです。

(初級クラスの場合は、その前にマクロビオティックに関する講義があります。)

ゆっくり食事する余裕のない方は 料理を持ち帰っていただけます。

終了時間は一応、午後の2時半にしているのですが、3時半頃に終わることが多いです。

私のレッスンは、テキパキとスピーディーに行うレッスンではなくて、時計を気にしないで、ゆったりのんびりムードで行うレッスンです。

他のクラスの様子も こちらから見て下さいね、、、。

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