チョコレートのこと [環境・食の裏側]
バレンタインデーの前に書きたかった記事です。
私が若い頃もバレンタインでーには女の子が男の子にチョコレートをあげるということはあって、何を隠そう、先取りするのが好きだった私はすでに小学生の頃にプレゼントしていました。 でも、それは一部の人がそうしていただけで、誰でもかれでもそうしていたわけではありませんでした。
ところが、21年日本を離れて帰ってくると、まるで、それは昔から行われていたかのように、女の子達だれもがチョコレートをプレゼントする日になっていました。
帰ってきたのがちょうどそんな時期だったこともあり、二人の娘たちはそれが日本で暮らす洗礼のように、チョコ作りにいそしみ、当日はお友達からも たくさんのチョコをもらって 喜んで帰ってきました。
おとといもガーナチョコをた~くさん抱えて帰ってきて、夜中遅くまでお友達といっしょにチョコレート作りをしていました。 そんなかわいらしい楽しみを、温かく見守ってあげたいと思い、たまに作り方の助言をはさむだけにして うんちくめいたことは一切言わずにいました。
でも実はこの日本のバレンタインデー行事には帰国以来、違和感を持ち続けています。 日本に古くから伝わる行事でもないバレンタインデーを その由来のある国での祝われ方とは異なったことをしている、それが世の中のために役立っていることならまだいいのですが、チョコレート商戦にのせられているだけだと思えるからです。