高木義之さんの講演 [セミナー、他の料理教室]
前から聞いてみたいと思っていた高木義之さんの講演会に初めて行って来ました。
高木さんは20年前に交通事故に会い臨死体験を経験しています。 その時に、地球を守ること、みんなの幸せを実現すること、それが自分の役割だということに気づき、そのために人生をやり直したいと強く強く切望しました。 そして現在に至るまでそのための活動にすべてを捧げていらっしゃる方です。 （ここに至る経過は下の本に詳しく書かれています。）
今回は本のタイトルにもなっている「選択可能な未来～美しい地球を子供たちに～」というテーマで、環境をメインにしたお話でした。 地球温暖化、オゾン層破壊、森林破壊、食糧危機、地球の存在危機、快適さを求める人々の裏で悲惨な生活を余儀なくされている人々がいる事、知れば知るほど、暗い気持ちになっしまうような事実を、いろいろな統計とご自分で見てきた体験を交えながら、お話されました。
まずは、事実を知ること、そして行動に移して実行すること、知らない人に知らせること、これをひとりひとりが実践していくことで 未来は変えられる、 政治が悪い、リーダーがよくない、世間がそうだからと言って、人のせいにしたり、あきらめたりするのではなく 自分自身が実践していく勇気を持たなくてはいけないんだとおっしゃっていました。
私はマクロビオティックを知ってから、環境のこと、未来のことを考えるようになりました。 それ以前は、地球の未来のことなど考えようともせず、（考えたことはあったかもしれませんが、実践にはいたらないくらいの小さな思いだったと思います。） 「便利」、「おいしい」、「楽しい」 の言葉に代表されるように、効率性と自分自身の快楽ばかり求めていたように思います。 でも、マクロビオティックのおかげで、今回の高木さんのお話しにあったような事実を知る機会を持ち、少しづつですが、自分の生活を変えていけるようになりました。 そして私自身も変わってきました。 自分自身への変化で一番嬉しいことは、小さなことにでも幸せを感じられるようになったことと、自然の美しさに感動する機会が増え、自然と共に生きてそして自然に帰っていきたいと思う境地になれてきたことです。
高木さんが三つ目として掲げている、「人に知らせること、」これはとてもむずかしいです。 話しべたの私は伝えようとしてもなかなか上手に伝えられないので、いつも躊躇してしまいます。 でもこちらも少しづつ挑戦していってみようと今回の講演会に参加して思いました。 手始めに高木さんの「コーチングワークショップ」を読んでみようかと思います。
高木さんは事実を知ることは大事だけれど、人の言うことは信じてはいけない、自分で調べて事実を知ることが大事だということも何度かおっしゃっていました。 それは普段から好奇心と探究心を持って生活していくことでもあると思います。 自分の目で発見したり確かめたりすること、或いは、何が真実であるかを見極める洞察力を身につけること、それを養うのが、本来の教育に必要なことではないかなと、教育のことにも思いを馳せらせた講演会でした。
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