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ミツバチの羽音と地球の回転 [お勧め処・品]

ミツバチの羽音と地球の回転.jpg

鎌谷ひとみさん監督の”ミツバチの羽音と地球の回転”を 見てきました。

このチラシにも書かれているように、この映画は「未来のエネルギーはどうするのか?」ということを問いかけている映画です。 と同時に、原子力発電に頼っている現在の社会に疑問を投げかけています。 

舞台は、スウェーデンと、山口県の上関町にある祝島のふたつです。 

スウェーデンは、脱原発を国民投票で決め、2020年までに石油に依存しない社会を目指しているのだそうです。 それでいて、ゆるやかな経済成長も続いていて、質の高い福祉も実現しているとのことで、日本はこの国から何か学べるのではないかとの思いで紹介されています。

祝島は、町民が29年前から、原発誘致に反対を唱え続け、あきらめることなく現在もデモを行っています。(祝島は 纐纈あやさんの 「祝いの島」 でも舞台になっていて、その感想にも そのいきさつなどを書いていますので、読んでみてくださいね。) 

映画の後に、鎌谷ひとみさんのお話があり、裏話やこの映画に対する気持ちなどをお聞きすることができました。 

福島の原子力発電所の大惨事が起こる以前は、頼みに行ってもマスコミは取り上げてくれることもなく この映画を多くの人に見てもらうことができなかったのだそうです。 この事件がおきて、やっと、人々の意識が原発に頼る社会の危険性に向き始め、この映画もより多くの人に見てもらえるようになったとのことでした。  

ここで、原発に頼ってきた過ちに気がついて軌道修正しないことには、この惨事が惨事としてだけ終わってしまいます。 

日本での大震災、それ以前に起こったニュージーランドでの震災、つい最近起こったトルコでの震災、タイでの洪水、こうした自然災害、偉大なるものが私たちに ”過ちに気がつくように!” と諭しているような気がします。 

自然災害に加え、世界的な経済の低迷、人間らしく生きる権利を公に表明して立ち上がった中東の国々の民衆デモ、、、今は、大きく転換する時期なのだと思わざるをえません。 

”Back to the Nature” これは、シンガポール人の友人が自然食品を扱うビジネスをした時に、つけた名前です。 なんて素敵な言葉なんだろうと思ったものですが、 私は、今こそ、この言葉を実行しなければいけないんじゃないかと思います。

便利なものに走ってしまうこと、効率性を優先させるやり方、物質的な豊かさを追求すること、表面的なものにとらわれて判断すること、、、等々、それらを脱ぎ捨てて、進んでいかなければいけない時期なのだと思うのです。

前に進むには ”後ろに戻る” 勇気が必要です。

そして ひとりひとりが 変える選択をしなければなりません。

”変える” というのは、大変です。  

簡単なことではありません。

でも、本当にその気になれば 変えられるものです。

私は、健康的な食事に変えるためには、急激に変えるのではなくて 3年くらいかけて少しづつ、変えていった方がうまくいくと実感しているので、料理教室に参加する皆さんにも そのようにお話しすることがあるのですが、生活もいっしょです。 

”変える”ということを常に頭の中におきながら、具体的な小さな目標をもって、少しづつ達成していけばいいのです。

”Back to the Nature”, 自然に戻ること、シンプルな生活に楽しみを見出すこと。

これは、まさにマクロビオティックの教えでもあります。

”陰 極まれば 陽なり”

必ず、救われる時代がやってくると私は信じています。

 

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