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クアラルンプールでの料理教室 [料理教室の様子]

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4月の下旬に マレーシアのクアラルンプールで行ってきた 料理教室の様子です。

シンガポールに住んでいる頃、マレーシアは 何度となく訪れていますが、どういうわけか 首都のクアラルンプールは、訪れる機会がなく 今回が  初めての訪問に なりました。

クアラルンプールの第一印象は、「わ~、すごいヘーズだ!」です。

"Haze" 日本語で訳すと ”もや” でしょうか。 インドネシアからの焼き畑の煙が 風の影響で、流れてくるのです。  これは、シンガポールでも経験していましたが、マレーシアは、シンガポール以上にその影響を受けるようです。  お日様が、オレンジ色で 直視できてしまいます。  そして、大きく 見えます。

クアラルンプールに到着した翌日、まずは "You G Cafe" というビーガンカフェで 一般向けのお話を しました。 


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実は、料理なしのお話だけというのは、これが初めてで 2時間もの間、いったい 何を話そうかと、いろいろと考え、飛行機の中でも ずっと その準備に 没頭していました。 

ところが ふと 私が 話し続けるのではなくて、参加者の方たちと キャッチボールしながら、進んでいく方に 話をしていこう、みんなで 講演を作り上げていこうと 思い立ちました。 そしたら すっきりとし ゆったりとした気持ちで 皆さんを 向かい入れることができました。 

参加者は、マクロバイオティックソサイアティの会員の人たち、ベジスクールの生徒さんたち、翌日からの二日間にわたる集中講座に申し込んで下さった方たち、ベジタリアンファミリーなど、皆さん、食事の重要性というものを それなりに 理解している方たちばかりです。 

思っていたように 質問が いろいろと 出てきました。 

質問が出ると、みんなが どんなことを考えているのか、何を求めているのか、マレーシアがどんな国なのか、マレーシア人が どんな人たちなのかまで、垣間見ることができて、一方通行の話にしなくて よかったなと思いました。 

2日間に渡る集中講座のために ホストのキーユー(Kee Yew) が 選んでくれた場所は 空港から 車で 30分くらいの所にある、"Kepyok(ケピョック)”という 隠家のような こじんまりとしたリゾートです。

ヘーズの印象を打ち消してくれるような 心癒される すてきな 空気で満たされています。

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(Kepyokに関しては、未来を守る生活を提案するサイト、”Hachidory” にリポートしているので、そちらを ご覧になってみて下さい。http://www.hachidory.com/hotel/00/id=482 )

初日は、自己紹介をしたり、みんなも 私も 慣れていなくて、時間を取られるだろうからと、

前日は  丸1日かけて  キーユーと一緒に 材料の下準備を しておきました。 

キーユーとは、毎年 シンガポールでの料理教室の事で、メールでやり取りはしていたものの、実際 会って いっしょに 仕事をするのは 初めてです。


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キーユーは 私と同様、ビーガンです。

(ビーガンというのは、動物を人間と対等と考え、動物を犠牲にしない生活をしている人のことを 言います。)

若くして シンガポールとクアラルンプールで ベジスクールを経営していて たくさんの生徒さんを 持っています。  もともと生物学者だったのですが、食べ物が 人間に及ぼす影響の重要性に気づき、それを 多くの人に伝えたくて 今の仕事に 移ったのだそうです。

彼の魅力は 有能さではなく、優しさです。  

シンガポールで 毎年 お世話してくれるシャオウェーによると、キーユーは "Auntie Killer" なのだそうです。  私も その一人になってしまったようです。  5日間 行動を共にして、その優しさに触れて、kill されてしまいました、、、。 

キーユーだけではなく、他の参加者の皆さんにも 親近感を 感じました。

お互いの相性なのか、ケピョックという場の空気なのか、それとも それら全部が混ざり合って かもしだされたのか、私は、これまでにはない 開放感を感じながら、クラスを行うことが できました。

涙が出るほど、笑いこける場面もあり、こんなに笑ったのは、高校生の頃以来かもと 自分でも びっくりしてしまったくらいです。 

それは、私だけではなかったようです。 皆さんが 感じたようです。 

お開きの時には、それが頂点に達して みんな なかなか ケピョックを 後にできず、 最後は、みんなと抱き合って 別れを 惜しみました。

そんな すばらしかったクラスの様子、写真で ご覧ください。

午前中は 料理の実習です。

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デモンストレーションしているところです。


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野菜はみんなで いっしょに切りました。




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ごぼうのささがきの切り方に、皆さん 感激です。



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男性の参加は 二人だけでした。 チョイシム(小松菜のような野菜)を茹でて、あおいで 温度を下げているところです。



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右の女性は まだ大学生で 赤ちゃんの頃からの ベジタリアンです。



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のり巻きは 各自が それぞれ 作ってみました



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デザートの抹茶プリンを 盛りつけているところです。



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できた料理で みなさんとの 楽しいランチタイム



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1日目のメニュー、野菜のちらし寿司。れんこんが手に入らなかったので、その代わりに ジャンブ(Jumbu)というフルーツを 使ってみました。



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野菜たっぷりの ひじき豆入りサラダです。



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桜白玉。 今回はピンクの色だし、野菜のビーツを使ってみました。 右上にのっかっているのは クチュマニスという ケピョックのお庭にあった花です。



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クチュマニスの花、かわいいですね。  お庭には ブルーフラワーと呼ばれている花もあり、 このお花は、水に入れておくと、きれいな 青色が 抽出されるんです。



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この日は、た~くさんの小さなちょうちょが 飛んでいて、 みんなそろって、メート(交尾)してたのです。 ひとりでいるちょうちょは 見当たらないくらいでした。 そんなシーンは見たことがなかったので、思わず 写真に収めました。 




午後は、マクロビオティックについての 講義です。  


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話は、一般向けの話の時と同様、そこに参加している人、その場の空気に合わせて 自然に流れていく方向に進めました。

テーマは もちろん マクロビオティックです。 

講義ノートに書かれていることを 土台にします。  

レシピとノートに関しては、私は いつも 準備周到です。 

最も時間をかけて作り上げているのが、レシピと講義ノートです。 

ですから、私自身も 充分活用したいし、参加者にも そうしてもらえたらなあと いつも 思っています。

私が住む埼玉の毛呂山町、そして その周辺の町の話をすると、皆さん、行ってみたいとの声、 

それを聞いたら、私も のんびりほんのりとした この町を、そして 美しい日本の春を 是非、みんなに 体験させてあげたくなりました。

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結局 来年は 私が 行くのではなくて、みんなが 日本に 来るということに なったのです!

あそこに連れてってあげよう、あれを見せてあげよう、このお料理を教えてあげよう と まるで 自分が旅行に出かけるような気分で、今 そのプランを作っているところです、、、。


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